歓迎のことば
第52回国民体育大会豊中市実行委員会会長 豊中市長 林實 全国各地から、多数の選手・監督並びに大会関係者の皆さまをお迎えし、「第37回都道府県対抗なぎなた大会」が、第52回国民体育大会なぎなた競技リハーサル大会として開催されますことは、誠に名誉なことであり、40万市民とともに心から歓迎申し上げます。 なぎなたは、長い歴史と伝統に培われた武道として、また、近年には、近代スポーツとして、国内における普及はもとより、世界大会が開催されるなど、国際的にも目覚ましい発展を遂げられていることは、誠に喜ばしいことであり、これも全日本なぎなた連盟の役員並びに関係の皆様のご尽力の賜ものと、深く敬意を表するものであります。 また、本大会の開催にあたりまして、ご尽力いただきました関係者の皆様に、心から感謝を申し上げます。 我が国の平均寿命は、男女ともに世界一といわれておりますが、いきいきとした、ゆとりのある生活を送るためには、健康であることが何よりも重要であると存じます。 さらに、ライフスタイルの変化、余暇時間の増大等とあいまって、人びとのスポーツに寄せる関心は年々高まりを見せております。 本市におきましても、スポーツの生活化・継続化を進めるため、体育施設の整備をはじめ、さまざまな施策の推進に努めているところでございます。 また、昨年1月の阪神・淡路大震災において、本市は大阪府内で最大の被害を受けましたが、全国の皆さまからの温かいご支援をいただきながら、災害に強いまちづくりに全力で取り組んでおります。 このような中で本大会が行われ、平成9年の「なみはや国体」なぎなた競技会が本市で開催されますことは、生涯スポーツの振興への契機となることはもとより、被災された市民の方にとりましても励みとなることと存じます。 どうか、各都道府県の選手の皆さまにおかれましては、日ごろの鍛練された力と技を遺憾なく発揮され、立派な成果を上げられますとともに、大会を通じて、市民の皆様とも相互の友情がより一層深められ、末永く交流されることをご期待申し上げます。 終りにあたり、本大会のご盛会と皆様方のご健勝とご多幸を祈念申し上げまして、歓迎のご挨拶といたします。
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